ニュージーランドで25日、与党・労働党のクリス・ヒプキンス党首(44)が第41代首相に就任した。
前任のジャシンダ・アーダーン氏は19日、国を率いる「余力が底をついた」として、2月までに辞任すると表明。22日には与党・労働党の議員総会で、ヒプキンス氏が満場一致で次期党首に選ばれた。
「チッピー」というあだ名で呼ばれるヒプキンス新首相はこれまでに、自分の公約と政治は、「一生懸命働きたいすべての国民が、一生懸命働いて成功し、自分自身と家族のためにより良い生活を提供できる機会を提供すること」だと述べていると、ロイター通信は伝えた。
ニュージーランドは10月14日に総選挙を控えており、ヒプキンス氏は労働党の勢力維持という難題に直面することになる。世論調査では、労働党は保守派の野党・国民党にリードされている。
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ヒプキンス氏はアーダーン政権で教育相だった。また、新型コロナウイルス対策を主導した。
人口500万人の同国は、新型ウイルスのパンデミックに伴い、世界でも最も早く国境を封鎖した国のひとつだった。パンデミック初期には、この政策により感染ゼロ達成して称賛を受けた。しかしその後、わずかな感染でも全国的なロックダウンを行うといった厳しい戦略に、国民から不満の声があがっていた。
ヒプキンス氏は先に、厳しいロックダウン政策をもっと早く縮小するべきだったと認めている。
アーダーン氏は首相としての最後の日、ウェリントン北郊の小さな町ラタナを、政治家やマオリの指導者らと共に訪問した。今後は議員として、母として、姉妹として暮らしたいと述べた。
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