「いちご一会とちぎ国体」の文化プログラム「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2022 TOCHIGI」が15日、栃木県宇都宮市の日環アリーナ栃木で開幕した。eスポーツの全国規模の大会が栃木県で開かれるのは初めて。全国から予選を勝ち抜いた126人が一堂に会し、日本一を懸けて熱戦を繰り広げた。
開会式で、日本eスポーツ連合の岡村秀樹(おかむらひでき)会長は「3年ぶりに選手を会場に迎えての開催。全力を出し切って競い合ってほしい」などとあいさつ。本県代表選手が「リアルに集まってできる絆を大切にし、これからの競技を一生懸命戦う」と選手宣誓し、戦いの火ぶたが切って落とされた。
実施競技はサッカーゲーム「eFootball」シリーズ、eモータースポーツ「グランツーリスモ7」、オンラインカードゲーム「Shadowverse」、パズルゲームの「パズドラ」と「ぷよぷよeスポーツ」、野球ゲーム「プロ野球スピリッツA」の計6タイトル。
この日は各競技で予選を行った。選手たちは真剣なまなざしで画面に向かい、好プレイが決まるとガッツポーズをして喜んだ。本県勢は「パズドラ」と「グランツーリスモ7」を除き、惜しくも予選敗退となった。「ぷよぷよeスポーツ」小学生の部に出場した宇都宮市上戸祭小3年斎藤奏太(さいとうかなた)さん(9)は「出場できて楽しかった。相手はカウンターが上手で勉強になった」と話した。
会場には福田富一(ふくだとみかず)知事が訪れ、各競技を見て回った。視察後、「国体のレガシーとして、県が今後eスポーツにどう取り組むか、検討を進めていきたい」と述べた。
16日は同会場で、各競技の決勝戦などが行われる。
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