親の話し方に子どもが反発する理由があるかもしれません(写真:ペイレスイメージズ1(モデル)/ PIXTA)
新学期を迎え、一学年成長したわが子の変化に、戸惑う親も多いのではないでしょうか。
「うちの子、もしかして反抗期!?」と悩む前に、親側が準備できる心構えとは?
児童の自主性・自立性を引き出す授業で定評のある小学校教諭・沼田晶弘氏の著書『もう「反抗期」で悩まない! 親も子どももラクになる“ぬまっち流”思考法』より、何を話しかけても返事をしない子どもへの対処法を解説します。
「返事をしない」子どもは何を考えているのか
話しかけても返事をしない、というのは「反抗期」のお子さんあるあるの1つですね。子どもが返事をしない理由は、大きく3つに分けられると思います。
1つは、集中しているとき。夢中になっているときの子どもの集中力は、半端なものではありません。テレビやゲーム、本や遊びに一生懸命になっていて、親御さんの声が耳に入っていない可能性があります。
でも、集中すること自体は、悪くないと思いませんか? 対象が何であれ、興味をもっているのです。となると、大事なのはタイミング。お子さんに伝えたいことがあるなら、集中の切れたタイミングや興味が逸れた瞬間を狙って、声をかけてみるといいでしょう。
たとえば、会社で上司が緊急の仕事を抱えて忙しそうにしているときに、話が長くなりそうな案件をもっていっても、十中八九「後にしてくれ」と言われますよね。それがわかっている人は、
「何時頃からなら、お時間いただけそうですか」
「明日朝イチに、ご相談させていただけますか」
と、事前に確認をとります。お子さんにも同じように、というわけにはいかないかもしれませんが、お子さんのためとはいえ、こちらの都合で話しかけたことには変わりありませんから、他のことに夢中だったお子さんが返事をしなかったからといって、
「返事しなさい!」
と叱るのは、ちょっと理不尽に思えてしまいます。
からの記事と詳細 ( 「返事をしない子が絶望する」親の残念な話し方 | 子育て - 東洋経済オンライン )
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