巨人丸佳浩外野手(33)が、通算1513試合目で史上131人目の通算1500安打を達成した。7回2死、中日柳からこの日2安打目となる右前打で決めた。

一塁ベース上で記念ボードを手渡されると、頭を下げて、スタンドの拍手に応えた。「本当にたくさんの温かい拍手をいただいて、非常に選手としてうれしかったです。やっぱり一生懸命練習してきたものが、ちょっとでも報われるというか、数字として残ってくれるのは、選手としてはうれしいこと」と喜んだ。

広島時代の10年9月21日のヤクルト戦でプロ初安打をマークし、そこから積み重ねてきた。この日、東京ドームに来場した長嶋茂雄終身名誉監督からは「丸君はいいバッターですね。3年以内には2000本安打を達成してくれるでしょう。期待しています」と、さらなる大台を期待された。

不振でファーム調整中の昨年6月、ジャイアンツ球場を電撃訪問され、直接打撃指導を受けたレジェンドの言葉に丸は「なかなか高いハードルですけど、まずはやっぱり出続けないことには、ヒットも打てない。年々歳もとっていきますから、体調面も含めて意識してやっていけたら」とコメント。シーズンを通して試合に出場し続けながら、1本ずつ安打を積み重ねていく。【小早川宗一郎】

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