東京都知事を13年半務め、タカ派政治家の代表格として知られた元衆院議員で作家の石原慎太郎さんが1日、死去した。89歳。膵臓がんを昨年10月に再発していた。神戸市出身。
一橋大在学中の1956年に小説「太陽の季節」で芥川賞を受賞。作品の映画化で、弟の故石原裕次郎さんが俳優デビューした。
68年、参院全国区に自民党から立候補しトップ当選。72年に衆院へくら替えし、環境庁長官や運輸相を務めた。党内タカ派政策集団「青嵐会」を結成し、中核を担った。95年、議員辞職を表明した。
99年の都知事選で初当選し2011年に4選。都による沖縄県・尖閣諸島の購入も計画した。
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