26日、大相撲秋場所が千秋楽を迎え、2敗で単独トップの新横綱・照ノ富士は大関・正代との結びの一番に臨みました。14日目を終えて、優勝争いは2敗の照ノ富士と3敗の前頭十枚目・妙義龍の2人に絞(しぼ)られていました。
26日の千秋楽、先に取り組みを行った3敗の妙義龍が関脇・明生に「肩透かし」で敗れ、黒星。この時点で照ノ富士の通算5度目、横綱となって初の優勝が決まりました。
優勝の決まった照ノ富士、結びの一番では、大関・正代を相手に低い姿勢からまわしを取ると「寄り切り」で勝ち、これで13勝2敗。今場所を白星で締めくくり、優勝に華を添えました。
以下、照ノ富士のインタビュー
――新横綱として優勝。今の気持ちは?
「一生懸命やってよかったなと思います」
――新横綱として重圧があったと思うが少しホッとしたか?
「そういうものを感じても仕方ないので、その日の一番に全力をかけて、土俵の上で一生懸命やってる姿を見せればいいかなと思っていました」
――新横綱としての15日間はどんな15日間だったか?
「あまり考え過ぎても仕方ないことなので、土俵の上に上がればもう一生懸命やるだけ。土俵の上で頑張っている姿を見せるのがそもそもの仕事かと思ってやっていました」
――歴代の先輩もなかなかできなかった新横綱優勝。これまでと違う喜びは?
「本当に優勝することが難しいっていうのはいろんな場所で感じていたので、優勝すること自体がありがたいことです」
――今年だけで3回優勝。年間最多勝も決めたが何が良くて、つながっているか?
「自分1人ではこんなに活躍できないので、親方、おかみさんはじめ、後援者のみなさん、家族、ここに足を運んでくださるみなさんのおかげでこういうところに立っていることをありがたいと思って、来場所にも臨んでいきたいなと思います」
――(来場所は)1年納めの(11月の)九州場所。横綱として2場所目に向けては?
「土俵の人生はいつ何が起こるかわからないので、上がっている以上は全力を出して精一杯やっていきたいなと思っています」
写真:日刊スポーツ/アフロ
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