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Friday, May 28, 2021

潮の流れでルート変わる国内唯一の海域、航路変更の際に衝突か…貨物船沈没 - 読売新聞

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 27日午後11時55分頃、愛媛県今治市沖の瀬戸内海にある来島くるしま海峡付近で、北星海運(東京都)などが所有する貨物船「白虎」(1万1454トン)とマーシャル諸島船籍のタンカー「ULSAN PIONEER(ウルサン パイオニア)」(2696トン)が衝突した。白虎は転覆して約2時間50分後に沈没。乗組員12人のうち9人は救助されたが、3人が行方不明になっており、今治海上保安部などが捜索している。

 同保安部によると、行方が分からないのは白虎船長の佐藤保さん(66)(山形県鶴岡市)、1等機関士の小川有樹さん(27)(北海道北斗市)、2等機関士の上畠隆寛さん(22)(鹿児島県枕崎市)。救助された9人は男性(19~60歳)で2人が鎖骨骨折などのけが、7人にけがはなかった。

 現場は潮の流れに応じて航行ルートが変わる国内唯一の海域で海難事故が起こりやすいとされ、同保安部は航路変更の際に衝突した可能性もあるとみて、業務上過失往来危険などの疑いで調べている。

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