
映画化もされ、昨年とても話題になった『82年生まれ、キム・ジヨン』をはじめとして、韓国文学が空前の盛り上がりをみせています。
東京都内では韓国文学をメインに置く書店もできたり、話題になっている韓国文学書籍。
この記事では、いま読んでおきたいおすすめの5作品を紹介していきます。

あやうく一生懸命生きるところだった
出版年月:2020年1月
出版社:ダイヤモンド社
著者:ハワン 訳者:岡崎暢子
この本は、「自由な時間こそ幸せ」を教えてくれるエッセイ本です。
大人になって、独り立ちすることや日々の仕事など、一定期間自分の中で限界まで頑張りきったけど、ふと我に帰ったときに「あれ、これって私が本来求めてたものだっけ?」と改めて人生の意味を問い直したくなることがありますよね。
特に昨年から続くコロナ禍で、自分の生き方について改めて自分に問いただす人が増えたはず。
「努力は必ず報われるわけじゃない」「見返り:努力の量と比例しない」「やる気:愛情、すり減るもの」などを通して、ムリのない人生を送る幸せについて説いています。

私は私のままで生きることにした
出版年月:2019年2月
出版社:ワニブックス
著者:キム・スヒョン 訳者: 吉川南
小さい頃から、「将来、何になりたいの?」って聞かれて育ってきた皆さん。
昔はやりたいことも、なりたいもの、こんな存在でありたいとか、特別な“何か”になれると思って考えた理想像が沢山あったのに、実際は普通に会社に勤めて毎日過ごしてますよね。私もそうです。
今を生きる普通の人へのいたわりと応援が詰め込まれた、何が正解なのかわからない世の中で、誰のまねもせず、誰もうらやまず、自分を認めて愛する方法がまとまったエッセイ。
ありがちなポジティブシンキングのすすめ、キラキラしている“あっち側”に行く方法論などはなく、自分を大切にするためのリアリティがまとまっています。

死にたいけどトッポッキは食べたい
出版年月:2020年1月
出版社:光文社
著者:ペクセヒ 訳者:山口ミル
衝撃的なタイトルに惹かれて、気になってしまったこの一冊。
この本に描かれているのは、気分変調症(軽度のうつ症状がずっと続く状態)に悩む著者と精神科医との対話の記録です。
漠然とした不安を悩みと感じている人は多く、私自身も不安なことをよくあることと考えてあえて向き合わずにいることが多い。
この本の中では容赦なく問題点が主人公と医師との会話で紐解かれ客観視される。客観視することで問題が整理されるような気分になり、自分自身もカウンセリングしてもらった気分に。

保健室のアン・ウニョン先生
出版年月:2020年3月
出版社:亜紀書房
著者:チョンセラン 訳者: 斎藤真理子
これまで紹介したエッセイとは少し変えて、小説をご紹介。
養護教諭のアン・ウニョンが新しく赴任した私立M高校。この学校には原因不明の怪奇現象や不思議な出来事がつぎつぎとまき起こる。
霊能力を持つ彼女はBB弾の銃とレインボーカラーの剣を手に、同僚の漢文教師ホン・インピョとさまざまな謎や邪悪なものたちに立ち向かう。はたしてM高校にはどんな秘密が隠されているのか?
Netflixでドラマ化もされ、話題になった本作。
不器用で愛想はないかもしれないけど善良で優しい。世界に対する良心を持って生徒達をおもちゃの剣とBB弾で守ってくれるアン・ウニョン先生に、みんな夢中かも!

花を見るように君を見る
出版年月:2015年1月
出版社:かんき出版
著者: ナテジュ 著者: 黒河星子
日本でも大人気のパク・ボゴム主演のドラマ『ボーイフレンド』のなかで、この本がジニョクの愛読書として登場して話題になった詩集の作品。
韓国ではよく詩が読まれるそうですが、ドラマなどで出てくるロマンチックなセリフはこういった感性からくるものなのかと、すごく理解できました。
短いけれど、率直で素敵な言葉がたくさん散りばめられていて、繰り返し読むたびにいろんな感情が湧き起こってじ~んときます。あたたかい気持ちになりたい人におすすめ。

【Editor】あみゅう/橋本あやか
橋本あやか(はしもと・あやか)。インターネットと美容やファッション等のガールズカルチャー、そして音楽が好きな25歳。主に映画や書籍について執筆します。美容や雑貨などについての記事も書いていきたいと考え中。
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