国の観光支援策「Go To トラベル」事業で、大阪、札幌両市を目的地とする旅行を除外する措置は15日の期限が延長となる見通しだ。政府関係者が11日、明らかにした。両市で新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかっておらず、除外措置の解除が難しい情勢となっているためだ。
延長幅は今後、政府と関係自治体で協議する。政府は14日にも対策本部を開き、事業に関する当面の対応を決定する予定だ。
菅首相は11日のインターネット番組で、事業について「大阪、北海道で(一部)停止している。これをどれくらい延ばすのか、それぞれの自治体とこれから調整し、政府として対応していきたい」と述べた。
大阪、札幌両市の除外は11月24日に決まったもので、政府は12月16日以降の旅行については、両市の医療提供体制などが改善すれば事業の補助対象に戻す考えだった。
大阪、札幌両市の対象除外のほかにも、東京都が都民による旅行や東京を目的地とする旅行について、65歳以上の高齢者らに事業の利用自粛を呼びかけている。加藤官房長官は11日の記者会見で「こうした措置の延長などについて、これから議論していかなければならない」と述べた。
一方で、政府は全国規模で行われている事業を当面、継続させる構えだ。菅首相は、この日のインターネット番組で、事業の全国での一時停止について「まだ考えていない」と述べた。
その理由として、首相は「(一時停止で)経済が悪くなると、暮らしや雇用を守ることができなくなる」と語った。そのうえで「(人の)移動では感染はしないという提言も(専門家から)いただいている」として、事業継続に理解を求めた。
からの記事と詳細 ( 【独自】GoTo大阪・札幌の除外延長へ…首相、全国での停止は「まだ考えていない」 - 読売新聞 )
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