国民民主党の山尾志桜里衆院議員(46)は24日、国会内で会見し、次期衆院選に、比例東京ブロックの単独1位で出馬すると表明した。
現地盤の愛知7区からの「お国替え」となる山尾氏は「政治家としての出発点を替えることに正直悩んだ」とした上で、小学生から大学生まで東京で過ごし、現在も居住中だと強調。「生活の本拠がある場所を拠点に議員活動をした方がいいのではと悩んできた。国民民主党という看板を背負わせてもらいながら東京で活動することが、役に立てるやり方ではないか」と話し「今の私があるのは愛知7区の皆さんのおかげ。これから丁寧に思いを伝えたい」と述べた。
同党は野党合流に加わらず、党勢低迷が深刻。会見に同席した玉木雄一郎代表は「山尾氏は全国的な党勢拡大への起爆剤になる。党をあげて支援する」と強調したが、次期衆院選は党の存続もかかる。前回衆院選で不倫疑惑のさなかでも無所属で勝ち上がった山尾氏の知名度で、党比例票を開拓したい思いもにじんだ。
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