日本ハム中田翔内野手が、本塁打&打点トップを快走する23号ソロ。

3点を追う先頭の4回、西武ニールの初球、外角低めのチェンジアップを軽々と左中間席へ運んだ。「打った瞬間はスタンドまで届かないかなと思ったので、一生懸命走りました」という一打。一塁をまわって打球の行方を確認すると、4季ぶりの盗塁を決めるなど前夜から酷使気味だった歩を緩めた。

史上64人目となる通算250本塁打まで、あと1本としたが、7回2死一塁で迎えた第4打席では西武平良の剛速球に3球三振。チームは1点差に迫って迎えた7回に救援陣が“山賊打線”のパワーに屈して、一夜で借金生活に逆戻りとなった。「素晴らしいホームランだった」と中田をたたえた栗山監督は「ニールのボールを見て(攻略は)難しいなと思っていた。途中で降ろせたのは意味があったけど…」と、悔しがった。