米民主党大会でのバイデン前副大統領の演説の要旨詳報は次の通り。
【党派対立】
現大統領はひどく長い間、米国を暗黒で覆い隠してきた。怒りと恐怖、分断に満ちあふれている。もし大統領職を私に託してくれれば、われわれの最悪ではなく、最良の部分を引き出せる。
今こそ結束して、この暗黒の時を乗り越える。恐怖を克服し、希望を選ぼう。虚偽ではなく、事実を。特権ではなく、公正さを。
民主党候補だが、米国の大統領として私を支持しない人々のためにも一生懸命に働く。党派で争う時ではない。米国は(共和党を支持する)赤い州と(民主党を支持する)青い州の寄せ集めではない。もっと偉大な存在だ。
【大統領選】
選挙に勝つことだけが目的ではない。米国の魂を勝ち取りたい。私欲ではなく、寛容を。少数の特権階級ではなく、国を支える労働者を。黒人男性暴行死事件の不正義を知る人々のための選挙。不平等が拡大し、チャンスが減り続ける米国しか知らない若者のための選挙だ。
私たちは今、4つの歴史的危機に直面している。過去100年以上で最悪の感染症の流行。大恐慌以来の経済危機。人種差別解消を求める声は1960年代以降最も切実で、気候変動は否定できない現実となり脅威は増している。
全ての選挙は重要だ。しかし、この選挙は特に重大な結果をもたらす。希望のない、怒りと分断の道を選ぶかもしれない。あるいはこのチャンスを生かして傷を癒やし、生まれ変わり、団結する道を選ぶこともできる。希望と光の道だ。
これは人生を変える選挙だ。長期間にわたり米国の未来を左右する。人格や思いやり、良識、科学、民主主義の全てが問われる。米国の在り方を懸けた選挙だ。
【現職批判】
事実に基づいて現大統領に審判を下そう。500万人の米国人が新型コロナウイルスに感染し、17万人以上が亡くなった。今のところ世界最悪だ。今年、5千万人以上が失業し、1千万人以上が健康保険を失い、小企業は6社に1社が倒産した。
現大統領は責任を取らず、指導者となることを拒否し、他人を責め、独裁者たちにすり寄り、憎しみと分断の炎をあおっている。私には寛大で強く、私心がなく謙虚な、別の米国が見える。われわれはそんな米国を一緒に再建できる。
【新型コロナ】
大統領として私はウイルスを制御する対策を真っ先に取る。現大統領はこれをやっていない。私たちを取り巻く悲劇はこれほど悪くなってはいけなかった。カナダや欧州、日本、世界の他のどの地域もこんなに状況はひどくはない。大統領はウイルスが消えるとの発言を繰り返し、奇跡を待ち続けている。奇跡は起きない。
経済はぼろぼろで、現大統領はまだ対策を持ち合わせていない。私は大統領になれば初日から国家戦略を実行する。結果がすぐに出る検査態勢を確立し、国家に必要な医薬品や防護用品を米国で生産する。国民を守るため、二度と中国や他の国のなすがままにはならない。
政治を脇に置き、専門家への圧迫を解いて国民が必要な情報を得られるようにする。マスクを着用するよう国家命令を出す。それはお互いを守るためであり、愛国的な義務だ。初期からやるべきだった。
現大統領は国家に対する最も基本的な任務を怠っている。われわれと米国を守るのに失敗した。許されない。
私は愛する人を失うことがどういうことか知っている。胸の中にあいた深く黒い空洞に全てが吸い込まれるような思いがする。人生が残酷で不公平だと感じる気持ちはよく分かる。
しかし私は2つのことを学んだ。1つは、愛する人は心の中から消えたわけではなく、一緒にいるということ。2つ目は喪失の痛みから抜け出すには目的を見つけるのが最良の方法だということだ。
米国にも偉大なる目的がある。民主主義を救い、もう一度世界の光となれるようにすることだ。
【基本政策】
経済をより良く再建する。保険料や薬価を下げる医療制度、人を育てる教育制度、経済を活性化させる移民制度、男女同一賃金などを導入し、米国の未来を築く。
気候変動問題にも取り組む。気候変動は危機であると同時に非常に大きなチャンスでもある。クリーンエネルギーの分野で世界をリードすることで、数100万人分の雇用を創出できる。
上位1%の富裕層が享受する税金の優遇策や抜け穴を廃止する。最も裕福な国民と大企業が公平な税負担をしていたのはだいぶ前のことだ。
社会保障は高齢者に対する義務であり、約束でもある。現大統領はこの約束を破ると脅している。私が大統領になれば、社会保障と(高齢者向けの公的保険)メディケアを守る。
【副大統領・外交】
私は偉大な副大統領と一緒になる。カマラ・ハリス上院議員だ。彼女はこの国にとって力強い声だ。法律に従わず、真実すら語ろうとしない現政権に対して彼女ほど厳しく当たる人はいない。
大統領に選出されれば同盟国や友人たちと共に歩む。独裁者と親しくする日々は終わる。ロシアが米兵殺害に報奨金を提示したようなことについて目をつむるつもりはない。民主主義において大切な選挙に対する外国勢力の干渉は許さない。
【人種差別】
歴史は米国に喫緊の課題を突き付けている。われわれは人種差別という汚点を拭い去る世代となり得るのか。実現できると私は信じている。
憎悪をかき立てる人々と抑止しようとする人々の間で激しい衝突が起きた際、大統領は「双方に素晴らしい人もいた」と述べた。国に衝撃を与え、私が大統領選に出馬するきっかけになった。国の魂を懸けた戦いだ。
選挙運動中、白人警官に暴行を受けて亡くなった黒人男性の6歳の娘に会った。「お父さんは世界を変えた」という彼女の言葉が心深くに刻まれた。米国は憎悪という重荷を下ろし、人種差別の根絶に取り組む環境ができている。
愛は憎悪より、希望は恐怖より、光は暗闇より強い。将来、米国の暗黒時代の終焉が今夜始まったと言われるようにしよう。愛と希望、光をもってわれわれはこの戦いに勝つだろう。約束する。
(共同)
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August 21, 2020 at 06:24PM
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