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Tuesday, July 7, 2020

Huawei P40 Proレビュー:ハードウェアは本当にすばらしい - ギズモード・ジャパン

ソフトウェアは...。

世界で2番目に大きいスマホメーカーでありながら、アメリカ政府からは好ましからざる存在として扱われているHuawei(ファーウェイ)。だからといって同社最新のフラグシップモデルP40 Proはチェックする必要なし...なんてことはありません。

米Gizmodoのレビューによれば、Googleモバイルサービスのサポートなしという弊害の傍らで、世界クラスのコンポーネントと、最高のスマホカメラを備える事実は変わらないのだとか。詳しくは以下の記事をどうぞ。


Huawei P40 Proは10万8800円〜で、同社フラグシップスマホ内では中間あたりの価格帯に位置します。より高性能なP40 Pro +は10倍の光学ズームカメラを搭載し、40ワットワイヤレス充電(P40 Proは27ワット)に対応、セラミック素材採用で1,400ユーロ(約16万円)。それ以外では、6.58インチのスクリーンにリフレッシュレート90Hz装備で、両者には多くの共通点があります。

Huawei P40 Pro

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Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

これは何?:Huawei最新のフラグシップスマホ

価格:10万8800円〜

好きなところ:設計、デザインともに最高。カメラの画像も素晴らしい。多機能でバッテリー寿命も抜群。90Hz ディスプレイ

好きじゃないところ:Googleモバイルサービス非対応。ゆえにアプリの選択肢が限られているのが超痛手。ストレージ拡張には独自のHuawei NMカードが必要。ヘッドフォンジャック、ステレオスピーカーなし

HUAWEI P40 Pro/Black

デザイン性は抜群!

P40 Proを手にした瞬間、よくあるガジェットというより高価な時計のような感覚がありました。ほかのスマホにはないような重さや密度があって、仕上げにもこだわりが感じられます。電源ボタンの赤いラインのアクセントに加え、「クワッドカーブ・オーバーフローディスプレイ」と呼ばれるデザインが特徴的です。非常に滑らかでカーブがかった表面はエレガントなだけでなく機能性も高く、ジェスチャーナビゲーションを使ってスワイプするのも楽しく感じられます。

また、同じように丸みがかった他のスマホと比べても、P40 Proのディスプレイの場合、エッジがきいているので歪みの心配もさほどありません。これがカーブがかったスクリーンの本来あるべき姿なのかも、とさえ思わされます。

スクリーンに関していえば、フルHDと4Kの違いを考慮して2640 x 1200解像度を採用したのは賢明だといえます。OLEDパネルは明るく、非常にカラフルです。

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Photo: Sam Rutherford/Gizmodo

スペックはどう?

一方でP40 Proの中身はというと、HuaweiのKirin 990チップ、RAMが8 GB、ストレージは128 GB〜で、パワフルなパフォーマンスが期待できるほか、写真や動画をローカル保存するうえで十分なスペースが確保できそうです。画面内指紋センサーも素早く反応します。もちろん5G対応。そのほかにはIRブラスター(赤外線発信器、家電等の操作に用いる)など、他のフラッグシップスマホにはない機能もいくつか採用しているのが特徴です。

残念なのは、通話用に画面下のイヤホンスピーカーが採用されているため、この価格帯のスマホには珍しく単一のモノスピーカーのみ。ステレオオーディオなしというのは、大したことがないようにも思えますが、人によっては部分的な欠陥のように感じるかもしれません。それから、拡張可能なストレージが搭載されている一方で、独自のHuawei Nanoメモリカード対応になっていて、標準のmicroSDカードは使えないのが要注意です。

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Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

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Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

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Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

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Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

最大のウリは、Pixel 4に匹敵する写真の画質!

P40 Proでもっとも注目すべきは、カメラです。大きな1/1.28インチ50 MPセンサーを使用したメインカメラに加えて、5倍光学ズーム付きの12 MP望遠カメラ、40 MP超ワイドカメラ、3D ToFセンサーも搭載しています。明るい場所での撮影では、かのPixel 4に負けず劣らずな鮮明で豊かな画像を捉えることができます。唯一不満があるとしたら、Huawei特有の処理によって露出が少し強くなりすぎて、近くの壁画のショットなど特定の写真で細部が失われること。

一方、夜など暗い場所での撮影も素晴らしいです。低光で花を撮影した際、Pixel 4 XLほどの鮮やかさは出せなかったものの、全体的にはシャープな写真が撮れました。編集に関しては、フォーカスよりも色を調整するのが得意な印象です。なかでも、夜の噴水の写真(以下)には感動しました。実際の暗さはわかりづらいですが、細部が強調されていて、Pixel 4 XLの画像よりもシャープなのが伝わるかと思います。5倍の光学ズーム、その他特別なモードや機能を備えていることからも、Pixel 4より総合的に優れたツールキットがあるといえます。

最大の弱点は、やはり...

ここからは、P40 Proで「できないこと」について。GoogleアプリもGoogleモバイルサービスも非対応ということが意味するのは、Google Playストアが(過去に購入したコンテンツも含め)使えないだけでなく、Googleモバイルサービスに依存するアプリも動かないということになります。

もっと具体的には、YouTube、Googleドライブ、Googleフォト、Googleマップといった便利なアプリへのアクセスがなくなり、プロフィールの転送やゲームの保存情報などにGoogle Playを使用したゲームの同期もできなくなります。

これらの代わりとなるのが、ファーウェイ公式の「HUAWEI AppGallery」。現在、アプリ開発が行なわれていて市場としても成長中ではありますが、TwitterやWhatsappからPhilips Hueまでサードパーティ製のアプリの多くも非対応なのが現状。

そのほかにも制限を回避するやり方はないのかというと、アプリのサイドローディングや、Huaweiの「Phone Clone」アプリを使って古いAndroidスマートフォンからP40 Proにアプリを引き継ぐといった方法もあります。また、結構な労力とちょっとの知識さえあればGoogleモバイルサービスを導入する抜け穴を見つけることもできます。が、それらは長期的に使えるものではなく、常にスマホが何かを技術的に実行している状態にするでしょう。

通常は、バッテリーの持ちを調べるためにYouTubeを再生し続けるというテストを行なっていましたが、P40 ProではYouTubeアプリがダウンロードできないため、それすらできないことになります。

もう一つ、P40 Proに欠けているのが地図アプリ。アップルの地図アプリ「マップ」はもちろん、グーグルマップも、グーグルマップ情報に依存する「Waze」も使えません。Huawei独自の新しいマッピングプロバイダーとなるはずの「TomTom」でさえ、AppGalleryでまだ利用できない状態です。

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Image: Sam Rutherford/Gizmodo

P40 Proのハードウェアは優れています。ただ、一般的なアプリの多くを実行できないことは多くの人にとって結構な問題となることが想像できます。そうでなければGalaxy S20 +iPhone 11 Proに並ぶ、素晴らしいスマホとなっていたかもしれません。

将来的に、Huawei AppGalleryでアプリの選択肢が増えることや、米国の輸出規制を行なう、いわゆるエンティティリストからHuaweiが除外される可能性はなきにしもあらずです。ただ現時点では、多くのアプリが使えないという最大の弱点をどれほどの人たちが受け入れられるのかによって、P40 Proの運命は決まるのではないでしょうか。

README

米政府の規制により、Googleモバイルサービスへのアクセス権なし。Google Playストアも使えず。

(この価格帯のスマホであるというのに)モノスピーカーひとつしかない。

画質がすばらしく、ほかのスマホと比べても特殊なモードや機能が豊富。

P40 Proのディスプレイは、カーブがかったスクリーンの本来あるべき姿を体現している。

HUAWEI P40 Pro/Black

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July 07, 2020 at 06:00PM
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