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Tuesday, May 12, 2020

マイクロソフト、さらなるクラウドデータセンター技術をオープンソースに - ZDNet Japan

 Microsoftは、Open Compute Project(OCP)プロジェクトに対する貢献の一環として、データセンターを構成するハードウェアコンポーネントのオープンソース化を進めている。同社は米国時間5月12日、「OCP Global Summit」の開催に合わせて、既存のプロジェクトに関する最新情報を公開するとともに、今後コントリビューションを予定している新たな取り組みを明らかにした

 Microsoftは2014年からOCPに参加しており、「Switch Abstraction Interface(SAI)」プロジェクトの創設メンバーでもある。OCPは、比較的安価にデータセンターを構築するためのハードウェアのオープンな設計を公開している。

 Microsoftは、自社の「Project Cerberus」のソースコードやツールを公開する予定だ。これには、システムプロセスやアーキテクチャ、リファレンスアーキテクチャ、ファームウェアのソースコードが含まれる。Project Cerberusは暗号化マイクロコントローラーの標準であり、このプロジェクトは、データセンター用サーバーの設計を行う「Project Olympus」の次のフェーズにあたる。同社はすでに、Project OlympusのハードウェアをAzureで利用している。

 Microsoftは「2020年にProject Cerberusを参考にした製品が市場に登場するのを期待している」と述べた。

 同社は2019年に、Facebook、Baiduとの共同で、「Open Accelerator Infrastructure(OAI)」の名義で「OCP Accelerator Module(OAM)」の仕様をOCPにコントリビュートしている。

 またMicrosoftは12日、DC-SCM/SCIの基本仕様をOCPにコントリビュートする計画も明らかにした。すでに数社のODMメーカーが、DC-SCMをサーバーソリューションに組み込む作業を進めているという。同社は次のステップとして、DC-SCMをOAIの仕様に組み込み、「OAI-SCM」とすることを目指している。

 また、Intelの「Cascade Lake」およびAMDの「Rome」ベースのシステムに最適化された1U/2Uのシャーシ設計である「E.1S」も公表された。

 同社は液体冷却技術についても言及した。この技術は現在、ビットコインのマイニングなどの一部の用途でしか利用されていないが、ハイパースケールクラウド技術全般で利用できるように、FacebookやCoolITなどをはじめとするOCPのエコシステムと協力して、Project Olympusのシステムと「Open Rack v3」の両方に対応できる「Cold-Plate」ソリューションを開発するための標準を策定していくという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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