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Saturday, November 14, 2020

「社民の牙城」終幕へ 立憲合流 大分県連も賛成 村山富市元首相「力合わせ政治理念実現を」 - 毎日新聞 - 毎日新聞

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社民党臨時党大会で厳しい表情を見せる福島瑞穂党首(左)と吉田忠智幹事長=東京都千代田区で2020年11月14日午後4時20分、竹内紀臣撮影

 14日の臨時党大会で、立憲民主への合流組と、残留組に分裂することが決定的になった社民党。党大分県連は立憲への合流に賛成し、県を地元とする吉田忠智参院議員、吉川元衆院議員も離党して立憲に合流する見通しだ。県内で党公認、推薦などを受けた社民党系の地方議員42人もほぼ全員離党する見込みで、1994年に首相に選出された村山富市氏(96)を輩出するなど長く「社民の牙城」とされた大分社民の看板が下ろされることになる。【石井尚】

 党県連は11月2日に大分市で開いた支部幹事長会議で立憲との合流を確認。14日の東京での臨時党大会でも、守永信幸幹事長が質疑の場面で「社会的弱者の意見を国政に届けるために、立憲と合流し、国会議員を送り出す必要がある」と賛成の立場を表明した。

 採決では、都道府県連から選ばれた代議員のうち167人が投票し、84人が賛成。賛成、反対がほぼ真っ二つになる結果となった。

 県内では今後、立憲との合流で国政選挙への準備が加速することになる。守永幹事長は「これまでの国政選挙でも、大分の社民は立憲を支えてきた」と選挙協力態勢の実績を強調。「ノスタルジーに浸っていられない。次期衆院選で国会議員を輩出しなければいけない」と意欲を示した。

 合流を受け入れる立憲民主側の増原寛・党県連幹事長は「大分で社民党と言えば、ずばぬけて力がある組織。立憲にとっては地方組織強化につながる」と歓迎した。

 党県連は少なくとも来年2月の大分市議選まで組織を存続させる方針だ。その後は「まだ党員がいるので組織が残る可能性はあるが、影響力はなくなる」(県連幹部)見通しだ。

 党県連の合流で、長く社民の牙城として国会議員を輩出しつづけた大分から社民の議員が選出される可能性は、ほぼ消滅した。村山元首相は臨時党大会の結果を受けて「やむを得ないこととはいえ、社民党が分かれて小さくなることは残念。社会党から社民党へと受け継がれた政治理念をそれぞれが持ち続け、同志として、力を合わせて政治理念の実現にまい進してほしい」とコメントを出した。

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